依頼者Ｘは相手方Ｙの車両に衝突され、大腿骨頚部骨折の傷害を負い、股関節の人工骨頭置換手術を受けた。Ｘは、家事従事者としての休業損害と将来の股関節の再手術の費用を請求したが、Ｙはいずれの支払にも応じなかった。

Ｘは、Ｙに対する損害賠償請求訴訟を提起し、本件事故による入通院のため家事に従事できなくなったとして、休業損害を主張した。将来の再手術の費用については、その必要性、金額及び回数に関するＸの主治医の意見書を証拠として提出した。その結果、ＹがＸの休業損害及び将来の再手術の費用に相当する賠償金を支払う旨の和解が成立した。